【受講者インタビュー】1on1管理職研修/1on1実践ロープレ

受講者様プロフィール

【法人名】
 株式会社静鉄情報センター

【職種】
 管理職

【受講された研修名及び受講期間】
・静岡キャリアデザイン塾(2022 年 10 月 ~ 2022 年 12 月)
・キャリア基礎講座(2024年 11月)
・1on1管理職研修/1on1実践ロープレ(2025 年 12 月 ~ 2026年 3月)

「聴く力は磨けるスキル」―1on1研修で得た気づきと変化

1on1研修を受講された管理職の方に、受講前の課題や研修での学び、実践後の変化についてお話を伺いました。

受講前の課題は「無言の間」

受講前は、部下とのコミュニケーションの中でいくつかの課題を感じていました。
特に悩んでいたのは、対話の中で生まれる「無言の間」です。
「無言になると、どう扱えばよいのか分からず、自分から話してしまうことがありました。」
また、相手が話しやすくなるような言葉のかけ方や、問いかけが続いてしまったときの進め方にも悩んでいたそうです。さらに、相手が腕を組むなど防御的な姿勢を見せた際の向き合い方にも不安を感じていました。
研修の受講は総務部からの案内がきっかけでした。
その頃は個別面談用のヒアリングシートを自作しており、「聴く力」という本も読んでいたため、研修も楽しみながら受講しようと思ったといいます。

「傾聴はスキル」という学び

研修の中で特に印象に残ったのは、「傾聴(心を傾けて聴く)はスキルである」という内容でした。
「聴く力はスキルだと聞いて、気持ちが楽になりました。」
これまでは、1on1をうまく進めるために、事前に想定ケースを準備し、「こう言われたらこう返そう」と段取りを考えることが多かったそうです。
しかし研修を通じて、形にとらわれるのではなく、目の前の相手の言葉に集中することの大切さを学びました。
また、聴く側には余裕が必要であることも学びの一つだったといいます。

現場で実践していること

研修後は、学んだ内容を日々のコミュニケーションで実践しています。
具体的には、
・うなずき、あいづち、リフレインを意識する
・Iメッセージを使う
・理由や背景を確認する
・焦らず待つ
・オープンクエスチョンを活用する
・聴くことに集中し、ポイントを捉える
・シンプルな言葉で問いかける
といったことです。
特に大きかったのは、「答えは相手の中にある」という考え方でした。
以前は無言の時間が続くと話してしまうことがありましたが、今は相手が考える時間を待つことを意識しています。

部下との関わり方の変化

研修後は、部下との関わり方にも変化を感じています。
うなずきやあいづち、リフレインを意識することで、以前よりも安心して話してくれるようになりました。
また、理由や背景を確認することで、相手の考えをより深く知る機会も増えています。
焦らず待つ姿勢を持てるようになったことで、部下自身が答えに気づく場面も見られるようになりました。
実際に1on1の場面では、沈黙のあとに部下が自分の言葉で考えを話し始めたことがあったそうです。
「急かさずに待つことで、相手の中にある答えが引き出されることを実感しました。」

チームにも見られた変化

チームにも変化が表れています。
朝会で話を聴く際にうなずきを意識するようになったところ、以前よりもメンバーがこちらに目線を向けるようになったそうです。
また、「困りごとはありますか」という問いかけに対しても反応が返ってくるようになり、個別の相談も増えたといいます。
「聞いてもらえている」という実感が生まれているのではないかと感じているそうです。
さらに、部下自身が考えを整理し、自分の言葉で答えを導き出す場面も増えてきました。

管理職としての変化

研修を通じて、自身のマネジメントに対する考え方も変わりました。
これまでは、「うまく進めなければならない」「適切な問いを投げかけなければならない」と考え、形や段取りに意識が向いていました。
しかし今は、完璧な進め方よりも、相手の言葉にしっかり集中することが大切だと感じています。
また、「支える側が整うこと」からマネジメントは始まるという視点も得られました。
仕事への向き合い方についても、効率だけでなく対話の質を大切にするようになったといいます。

今後目指す組織

今後は、メンバー一人ひとりが安心して意見を出し合い、主体的に動ける組織をつくっていきたいと考えています。
課会でのディスカッションを活性化し、立場に関係なく率直に話し合える風土を育てていきたいとのことです。
また、自身が大切にしている「謙虚・感謝・おもいやり」の姿勢を持った人材を増やしていきたいとも話してくださいました。

最後に、研修を一言で表す言葉を伺うと、
「傾聴磨心(けいちょうましん)」
という言葉を挙げてくださいました。

そして、受講を検討している方へ次のようなメッセージをいただきました。
「聴く力は磨けるスキルです。スキルとして捉えられるようになると、相手との向き合い方がぐっと楽になります。1on1や日々のコミュニケーションが、もっと自然で心地よいものに変わってきます。」

(インタビュー 2026年6月実施)