ジタコリカ研修プログラム開発への想い-代表・下大澤志保

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無駄に辞める人を減らしたい。離職を減らしたい。

私は営業という仕事も、上司や先輩も好きだった。環境的にも嫌なところはなかった。でも、悶々と一人で将来について悩んで、将来どうしたいか2年も悩んで、結局答えが見つからず「ああ、このまま何も変えなければこのままずっと悩み続けるだけなのかもしれない」と思って、仕事内容や環境に不満がないにもかかわらず会社を辞めました。理由は「仕事を辞める以外、この漠然とした不安が付きまとう状況を変える方法が考えられなかった」からです。

担当銀行の支店長にも「ふつう、やりたい事見つけてから辞めない?」と言われました。

辞めたいと言ってから上司と何回も面談をしました。最終確認の人事担当部の面談で「もったいないな。このままいれば女性の課長になれるのに」(当時、会社内で女性管理職が少なく珍しかった)と言われたとき「あー。分かってない。そこじゃない。それじゃないんだよ」と強く思ったことだけを覚えています。「課長になれるのに」と言われたとき、そんなこと私にとって大切ではない。と思ってしまったのと同時にがっかりしました。あー、トドメだなと感じました。

「課長になりたい」が私の価値観ではなかった

あるとき支店内で課長が「営業会議運営をみんなで順に担当してやってみよう」と言われたときにすごくわくわくしました。どうやったらみんなから意見がたくさん出るようにできるか、どういう仕掛けや空間づくりをやればいいのか、すごく考えるのが楽しく、色々準備をし、その日が来るのが待ち遠しかったのを覚えています。

配置換えばかりが従業員の活かし方ではない

部署替えや支店の異動には限界があります。中小企業であれば職種も部署もたくさん種類があるわけではないと思います。でもできることがあります。例えば店舗内のポップを担当してもらうとか、粗品の選定を担当してもらうとか、ニュース一覧をまとめる担当をしてもらうとか、そういった些細なことで良いのです「ガス抜き」が無駄な離職を防ぐと思っています。従業員の自分が活かされている、貢献できているという感覚と、組織の成長が共に叶っている状態です。

意見や要望をすべて叶える必要はない

ただ「知っているよ」という事実がまず大切/コミュニケーションの重要性

私が何に価値を感じていて、どういったコミュニケーション方法をとるのか、それを分かっていてほしかった。もっと頑張りたいと思っていた。活かしてほしかった。優秀な後輩たちのことも、もっと理解して、活かしきってあげてほしいと願っています。そのためにも、まずその従業員の性格や強み、思考や価値観、行動スタイルやコミュニケーションスタイルを把握し、どういったときに一番輝けるのかを配置異動や支店異動が不可能だとしても、まず知っていてもらいたいと思っています。もし些細な活躍の場があれば能力を活用してあげてほしいです。無駄な離職は本人にとっても、会社にとってももったいないと考えます。

ジタコリカ研修プログラム詳細→https://snoppicreation.net/about-sunojuku/

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