【開催報告】静岡HRschoolセミナー「人的資本経営とは何か?5000のデータから見える人的資本経営」2026.8.26

人的資本経営の基本を効果的に学べるセミナー。「人的資本経営とは何か?5000のデータから見える人的資本経営」を8/26(水)静岡市コ・クリエーションスペース(コクリ)にて開催いたしました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!当日のセミナーの様子をお届けします。

当日のレポート

今回のテーマは「5000のデータから見える人的資本経営」。

まずは、前回の復習からスタートしました。AIを単なる効率化ではなく暮らしや業務の創造にどう活かすか、日本型雇用の限界の中で「成長保障」と「健全な緊張感」をどう作っていくか。そして欧米のような数値主義とは異なり、戦略や目標の開示が求められる日本の特徴について再確認しました。

そして本題である「5000のデータから見える人的資本経営」へ入っていきます。

最初に「自社や県内において、人的資本経営の開示がどの程度進んでいるか」を問いかけました。欧米の数値ベースとは異なり、日本の開示は戦略と目標を提示する必要があるため難易度が高く、実際には「良い取り組みをしているのにリスクを恐れて開示を控えてしまう」「自社の当たり前の文化が、実は独自の強み(オリジナル)だと気づいていない」といった課題がディスカッションで浮き彫りになりました。経産省の提言にもあるように、財務指標だけでは測れない“対話”や文化の醸成、制度以前の土壌(自己理解・他者理解に基づくチーム作り)がいかに大切かを深めました。

データ面でも、ISO 30201:2026の発行や「経営と人材戦略が連動できている企業は日本全体のわずか2割」といったシビアな現実を共有。大学のキャリア支援や企業の採用活動において、求職者や学生が知りたい情報が開示されていないことで、選考の土俵にすら上がれていない現状も話し合われました。「ネッツ静岡の開示の仕方が素晴らしく、行きたいと感じた」という参加者からの具体的な事例も挙がり、採用や定着における情報の魅せ方の重要性を実感しました。

さらに、「能力開発や育成は人手不足解消・定着につながるのか?」というテーマでは、POS(組織的支援認知)と社会的交換理論をもとに議論が白熱。「会社が自分のことを大切にしてくれている」と実感できる設計を行うことで、社員は離職ではなく貢献(エンゲージメント・組織コミットメント)で報いようとする、というデータに基づいた構造に、参加者の皆さまも深く納得されている様子でした。 単にデータを報告するだけでなく、「何のために、どう自社で活かすか」を一人ひとりが持ち帰る、学びと気づきの多いセミナーとなりました。

解説とディスカッションで考えながら理解を深めていきます。興味をお持ちの方は、是非ご参加ください。

参加いただいた皆さまからのご感想

  • 人的資本経営の目的が、またひとつ理解できました。
  • データ、現状と比較できたことで、今の会社の状況がより分かった気がする。(いい点も、まだまだな点も)
  • 人的資本➡自分のこと自分の人生をも大切にしてくれていると感じること。この定義に、はっとさせられました。採用・経営・教育の横つながりが必要だと感じた。
  • 人的資本➡POS➡ウェルビーイング➡エンゲージメントの流れはとても腑に落ちました

次回セミナー開催予定

静岡HRschool「人的資本経営セミナー」は、毎月開催しています。単発でのご参加も大丈夫です。お気軽にご参加下さい。

  • 次回テーマ:「人的資本経営とは何か?組織を変える“カルチャー”の力」
  • 日時: 2026年 9月 16日 (水曜日) 午後 6:30~8:00
  • 会場: 静岡商工会議所静岡事務所会館 会議室404号室
  • 定員: 20名

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https://peatix.com/event/5113087