普通やりたいことを見つけるのが先じゃないの?
株式会社SNOPPI creation 代表取締役
キャリアコンサルタント
下大澤志保(しもおおさわ しほ)
1988年生まれの『ゆとり世代』です。
私の就活時はリーマンショック一年後で、一学年上の先輩の青ざめた顔を見て「これはまずい」と思ったのを覚えています。
何とか入社した地元に本社のある証券会社では、実家から徒歩圏内の支店に配属していただき、上司・先輩にも本当に家族のように優しくも厳しく育てていただきました。
そんな環境に一切不満のない状況にも関わらず、私にも『3年目の壁』が皆と同じように襲ってきました。
それと同時に母親の体調不良も重なり、毎日のように転職を考えるようになってしまいました「このままでいいの?」漠然とした不安に襲われ 転職・静岡・適職 とネット検索する日々が続いてしまい、仕事もプライベートもうまくいかなくなってきて全てが嫌になってしまいました。
結局、数年後、悩みは消えないまま「このままだとダメになってしまう」と思い、方向性も決まっていないのに転職することに決めました。
その時、グループ会社の上司に「普通、やりたいことを見つけるのが先じゃないのか?」と言われました。どうしたらいいのかどうしても見つからないし、前進して活躍したいと思う向上心はあるのにどの方向に使っていいかわからない、あの時はもう限界でした。
その後も化粧品を売る個人事業主、人材会社のコーディネーターと仕事をしながら自力で長い時間をかけ自己分析をしていきました。
そしてなんとか『キャリアコンサルタント』に出会ったときは「これだ!」と本当にしっくりきました。
同時に「なぜ私みたいな人を救う仕事をしている、キャリアコンサルタントが私のことをもっと早く助けてくれなかったのか」というさみしい気持ちにもなりました。
キャリアコンサルタントにもっと早く会っていれば、こんなに長く苦しまなくてよかったのに。
悩むことは大切ですが、一人で悩むのは辛いし、その時間が長引けば長いほどもっと辛いです。皆さんには一日でも幸せで・明るく・元気に過ごしてもらいたいですし、悩んだことを糧に早く前進してほしいです。
SNOPPI creationの目的は『26歳の時の私を救うこと』です。
26歳の私自身へのアプローチだけでは不十分だと思っています。なぜなら個人は個人だけで成り立っているわけでなく、家庭や所属する組織を含め成り立っているからです。
個人個人が生き生きと活動する、その集合体が会社や、地域です。
26歳の若手社員が活躍している組織は、元気がみなぎる素敵な組織だと思います。
また、SNOPPIcreation運営『すの塾』は個人に特化した活動です。あの時の自分が駆け込んでこられるように認知されるように活動していきます。悩みが薄れて元気になった若者の前進力はいつもすごいなと感じております。
一日のほとんどを占める『仕事』が個人にとって少しでも楽しく、人生が幸せなものになるように、その個人が集まっている組織やコミュニティーが生き生きと活躍すること、若者のパワーが十分に発揮され、よい循環を生むことを支援したいと思っております。