たくさん自己分析したのに解決しない悩みの解決方法

「漠然と悩んでいて解決しない」「悩んで自己分析もたくさんしているのに解決の糸口が見つからない」「キャリアコンサルタントに既に相談したのに解決しない」というご相談は割と多いです。仕事を含んだキャリアの悩みについて、たくさんの時間を費やし、もう自分ではどうしようもなくなって相談に来る場合があります。

自己分析は良くできている

私は面談の時にまず行うのは「どうしてそれに悩んでいるのか」といったカウンセリングです。表面的な事象を聴くのではなく、その事象を悩んでいる「あなた」にベクトルを向けて話を進めていきます。自分事となってしまっている「事象」は自分の色眼鏡越しで理解しているため「そのことを気にしているのは自分だから」といった部分が見えなくなっていることが多いです。事象と感情を切り離して俯瞰することで「これを気にしている自分がどういう自分なのか」を理解することができます。こういったことを様々な角度から行うことで自己理解は進んでいきます。これらの作業が十分にできていて、多面的に自分を理解できている状態の場合は自己分析はかなりできているため、私が面談したとしてもご本人が把握できている部分からそう深くは進めない場合もあります。

セルフ自己分析のやり方(基本)はこちら

課題は自己分析の焦点の当てるポイント

自己分析が十分にできているにもかかわらず、漠然とした不安や、視界に靄がかかっている、悩んでいる状態を脱せないのはなぜでしょうか。そういった場合「解決方法が分かっているのに行動していない・行動できていない」という場合があります。

行動すること・それを阻むもの

自己分析が十分にできている方には、次に何をしたら良いのかの行動設計を行っていきます。ここで「行動を阻む何か」の存在に気付く場合が多いです。一緒に行動設計を行っていくと、「でも」という言葉を多用し「自分自身が前に進むことを自分で足を引っ張っている場合」があったり、行動設計をしているにもかかわらず「自己分析に戻りたがる場合」もあります。前者の場合は、前に進みたい自分がいるにもかかわらず、前に進むのを止める自分がいる、このことを理解する必要があります。前に進むのを止める自分とは何なのか、ここをさらに自己分析する必要があります。後者の場合は、自己分析そのものを楽しんでいる、考えるのを楽しんでいる、考えるために悩んでいる可能性もあります。いずれにしても、自己分析の焦点の当てるポイントを「行動すること・それを阻む自分」について過去の経験を通して再度分析を行い、理解したうえで乗り越えていくのか、または、理解したことで行動しない自分を肯定的に受け止めるのかを決められれば「漠然とした不安」は小さくなると考えます。

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