【開催報告】静岡HRschoolセミナー「人的資本経営とは何か?人事領域の数値化」2025.8.20

人的資本経営の基本を効果的に学べるセミナー。「人的資本経営とは何か?人事領域の数値化」を8/20(水)に未来共創ラボ フジキチにて開催いたしました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!当日のセミナーの様子をお届けします。

当日のレポート

企業の活動においては、業績、業務効率、施策の効果、経営戦略など、あらゆる面で「数字」は切っても切り離せない存在です。では、人事領域における「数値化」とは一体何を意味するのでしょうか。今回は、「人事領域の数値化がなぜ必要なのか」「皆さんが感じている課題は何か」という観点からディスカッションからスタートしました。

話し合いの中で見えてきたのは、人事考課や経営層へのプレゼンテーション、そして実施した施策の効果検証など、具体的な場面で数値が意識され、必要とされる場面があるということです。しかし一方で、「そもそも人事において数値化は本当に必要なのか?」という意見もありました。人事領域の数値化は再現性が非常に低く、自社内での連続性は見えても、他社との比較では必ずしも意味をなさないという声も。また、「この数字は誰のためのものなのか」という問いも投げかけられました。

まさに、多くの方が悩まれているのはこのような点ではないでしょうか。因果関係の証明が難しく、施策の成果がなかなか認められにくいことも、人事に携わる方々の大きな悩みとなっています。

セミナーの後半では、人事が数値を扱う際に留意すべき点や、数値の測定方法、さらにこれからの人事において数値化(可視化と開示)がなぜ必要なのかといったテーマについてお話ししました。また、「経営者が戦略として『挑戦をどんどんしていく会社にすべきだ』と掲げている場合、人事としてどのような数値測定が必要か」というディスカッションでは、難しさを感じながらも活発な意見交換が行われました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

ご参加いただいた皆さまからのご感想

  • ■あるべき姿がまず必要だと思いました。数値はそこに近づくためのKPIだと思いました。裸のアバターからなりたいアバターに向けて進化していくイメージだと思いました。進化していくために必要なことを数字にする。
  • ■数値化することの意味・無意味の感覚を知りました。意味を考えながら、数値化して行きたいと思います。
  • ■インプット、アウトプット、アウトカムそれぞれの因果関係が難しい。マクロとミクロのそれぞれの視点を行来しながら、コツコツとやっていきます。社内でも投げかけてみたい内容、テーマでした。ありがとうございました。

次回セミナー開催予定

静岡HRschool「人的資本経営セミナー」は、毎月開催しています。単発でのご参加も大丈夫です。お気軽にご参加下さい。

・次回テーマ:「人的資本経営とは何か?人材戦略と経営戦略の連携」
・日時:2025年 9月 17日 (水曜日)⋅午後6:30~8:00
・会場:静岡市 コ・クリエーションスペース
・定員:20名
・参加費:無料
・お申し込みはこちらから:https://peatix.com/event/4499556