【開催報告】静岡HRschoolセミナー「人的資本経営とは何をすればいいのか?」2024.5.15

昨今、報じられる機会が増え、企業経営におけるトレンドの1つとなっている人的資本経営。
人的資本の開示に向けた動きが活発化する一方で、意識はしつつもまだ概要を理解しきれていない、という方が多いのではないでしょうか。
本セミナーは、人的資本経営の概念や必要とされる背景、実際に取り組む際のポイント等、段階的に理解を深められるよう構成させていただきました。
また、テーマに関するワークやグループディスカッションを行うことで、参加される皆様の理解や気づきを深めていくのも特徴の一つです。
5月15日「人的資本経営とは何をすればいいのか?」を静岡市 コ・クリエーションスペースにて開催致しました。当日の様子をお届けします。
当日のレポート
前半は講師の澤谷(株式会社SNOPPIcreation 取締役)によるセミナー。
人的資本とはそもそも何か(どうして「資源」ではなく「資本」なのか)や、人的資本を賑わせている背景。人的資本の価値を引き出す方法や、それがどう企業価値に繋がるのか、そのためにやるべきことは何かについてお話をさせていただきました。

後半のグループワークでは2-3人1グループとなり、セミナーを聞いての気づきや感想を共有し、疑問・質問などをディスカッションしました。
その後、各グループから出た質問に、弊社代表の下大澤がお答えしました。

「人的資本経営の導入にあたり、何よりまず必要になることは何か」「数十種類のISO30414の指標がある中で、中小企業はどこから取り組んでいけばいいのか」といったご質問をいただきました。
「県内中小企業の多くは人的資本経営への関心が薄い」というご質問には、代表の下大澤から「当社はまだ何もやっていない」という企業に、既に取り組んでいる具体的な取り組み内容を伺っていくと、「実はその取り組みは、人的資本経営の一つであった」という他社の事例をご紹介させていただきました。参加された皆様から、自社の取り組みを改めて見直してみたいというお声をいただけたことからも、自社の取り組みを自覚し、社内外に積極的に発信していくことが大事であるという兆しがみえ、とても有意義なディスカッションの場を設けることができたと感じております。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
ご参加いただいた皆さまからのご感想
- ・人的資本経営の全体像を理解できた。公開すべき項目がわかった。
- ・総論をていねいに聞いたのは始めてで勉強になった。
- ・ISO30414についての理解の重要性は、良い気づきになった。
- ・まずは現状把握するための、数値のデータベース化が必要と思った。
- ・民間や個人事業主の方の考えが聞けて、とても参考になった。
次回セミナー開催予定
静岡HRschool「人的資本経営セミナー」は、毎月開催しています。単発でのご参加も大丈夫です。お気軽にご参加下さい。
次回テーマ:「人的資本経営とは何か? 人・組織のビジョン編」
日時:2024年 6月 19日 (水曜日)⋅午後6:30~8:00
会場:静岡県 SHIP 地図 ※予定
定員:20名
参加費:無料
申し込み方法:近日受付開始