SNOPPIcreationの組織は変わっているね、新しいねってよく言われる
タイトルにも書きましたが、よくこの質問を受けます「いろんな人と(会社)をやっているみたいだけど、どうなっているの?」これを説明するのにいつも時間がかかってしまうので経緯を書いておきたいと思います。
2018年、私がフリーランスだった時(その時からキャリアコンサルタントと名乗って仕事をしていた)、キャリアコンサルタントの養成講座の運営スタッフをやっていたことがあり、その時に出会った「静岡キャリアコンサルタント8期生」の中に今のsnoppiの副社長(副社長的なポジションで、私も全信頼を置いている方だが、副業禁止の会社にいるので呼び方はいつも「副社長的な人」)との出会いがあった。
フリーランスで1年過ごしたものの、私の持ち時間は24時間で、このままやっていてもキャリアコンサルティングで救える人の数は限られていて、いつか法人?というか、みんなでやるような形にしたいと常々思っていた。創業の動機はこちら
そんな時に、養成講座の前か後の時間にこのことを「副社長的な人」にボソッと伝えたところ「やりましょう」と言われたのが事の発端だった。
ただ「やりましょう」と言ったこの方も副業禁止の身分で、周りを見渡せば「キャリアコンサルティングの資格を取って、活かして、人の役に立ちたい」と思っている人がたくさんいるものの、静岡では本当にやりたい支援の形で生計を立てていくのは市場的にまだ早い状態でした。一方で、支援を必要としている人もたくさんいる状態で、まさに鶏と卵。
SNOPPIcreationは「すのっぴーず」というグループ(メンバーの呼称)がベースで、無料オンラインサロンのようなイメージです。基本静岡のキャリアコンサルタントが所属しており、勉強会や情報、悩みの共有を行っています(スノッピの業務以外にも、自社の悩みや、自分の取り組みについての悩みも投稿されます)ここにいるメンバーはsnoppiのMission「働くを含めた人生が幸せと感じる人を増やす」vision「あなたの町のキャリアコンサルタント」に共感してくれた方のみです。志が基本的には同じなのと、キャリアコンサルタントとしてスキル向上等に関心が高いメンバーが所属しています。
その中から、実際(外部から依頼があった)仕事をやってみたいと思った方は契約書を締結し、契約後のグループにも加入してもらいます。この契約書も2種類あって、有償(仕事の分の報酬を受け取る)契約と、無償(ボランティア)契約に分けています。私の気持ちとしては有償でお願いしたいのですが、先ほどお伝えしたように「スキルを活かしたいのに、くすぶっている状態」が静岡県内ではある状況です。助けを必要としている人がいて、助けられるし、気持ちが高い人がいる、これを解消するための策でした。
「すのっぴーず」は有志の集まりです。よって「自発的な集まり」です。強制的に集められた人ではないので、出ていきたければ追いませんし、入りたければ迎え入れます。全員が同じ志のもとに集まっているのでブレません(もちろん個々の想いもあったうえで、共通したものをグループに見出せたから居てくれるのでしょう)さらに、キャリアコンサルタント「傾聴」を基本とした心理的安全性を構築するスキルが全メンバーにあるため「認め合う、高めあう」ができているのも特徴です。自らの興味をそれぞれが把握し、機会をもらったり、与えたりしながら、キャリアコンサルタントとして鍛えられる空間になっています。
外部から案件が来た時には契約を結んでいるメンバーが「自分の興味関心」をもとに、基本的には挙手制によってユニットを形成します。ユニットは自走し、やるべきことを行っていき、必要がなくなれば解散します。ここもほかの企業組織とは異なるかもしれません。部署のための仕事を作ることはしません。
キャリアコンサルタント個々人には実績や自信、スキルが残ります。これを繰り返しながら、キャリアコンサルタントの技術者集団としてより高いスキル習得していきます。すのっぴーずでは勉強会も様々実施しているので、そこに参加するのも強制ではなく、自発的なものです「やりたい」と思う気持ちと「実力」が連動するような空間になっています。
すのっぴーずには定期的に、何がしたいのか、どうしたいのか、どうしたら幸せか、何が必要か、できることは何なのかといった対話を繰り返しています(キャリコンだから当たり前ですが)
私は単純に「必要としている人がいる、救える人がいるのに、出会えていない」この状態を何とかしたいと思っています。救える機会を生み出すこと、いざ対面した時にしっかりとお役に立てる状態であること、さらに、すのっぴーず自身も自分が幸せと思える状態にすること(Mission)※もちろん私自身も)これが大切だと思っています。win-winで高めあえる、能力を最大限に発揮する、結果的ではありますがそんな集団に今はなれていると思います。