【開催報告】静岡HRschoolセミナー「人的資本経営とは何か?人事パーソンに必要な力」2025.7.16

人的資本経営の基本を効果的に学べるセミナー。「人的資本経営とは何か?人事パーソンに必要な力」を7/16(水)に未来共創ラボ フジキチにて開催いたしました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!当日のセミナーの様子をお届けします。

当日のレポート

今回のセミナーも、恒例となった参加者同士によるディスカッションからスタートしました。
ディスカッションテーマは、「人事の役割とは何か? これから10年で消える人事の仕事と、必要性が高まる仕事とは」。現代において避けては通れない話題として、やはり多くのグループで「AI(人工知能)」が取り上げられました。

すでにAIやシステムによる代替が進んでいる業務としては、たとえば給与計算や勤怠管理などが挙げられます。一方で、「AIはあくまで過去データの積み重ねであり、未来を見通したり判断したりするのは人間ではないか」「AIをどこまで信頼してよいのか」といった声も多く聞かれました。
さらに、「最近では人を信用せず、むしろAIの方を信頼する傾向が強まっているのでは?」という意見もあり、参加者の皆さんの日頃の関心が色濃く反映されたディスカッションとなりました。

では、AIの台頭が確実に進む中、これからの人事担当者に求められる力とは何でしょうか。

これからの人事に必要とされるのは、「正解のない問いに向き合い、人の心を動かす力」。組織の未来を描いていくためには、業務スキルだけでなく、組織への愛着や高い視座、そして学び続ける姿勢といった「マインド」も大切になります。
セミナーでは、これからの人事パーソンに必要な力を5つに整理し、それぞれをどう鍛えていくかについて具体的にお話ししました。

また、「人事領域の一部の業務しか担当していなくても“人事担当者”といえるのか?」「複数人で人事を担当する場合、適正な人数は何人か?」といったご質問もいただきました。
これに対しては、「業務という“タスク”をこなすだけでなく、ビジョンを持って行動できているか」が人事担当者としての本質であり、人数の多寡ではなく、「同じビジョンを共有できているチームであるかどうか」が重要であることをお伝えしました。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

ご参加いただいた皆さまからのご感想

  • ■人事が役割ではなく、志ではないが、姿勢に近いものだと分かった。まだまだ自分に足りてないものが多く5つの能力を高めていくこと、人を巻き込む力をつけたいと思った。普段からデータは扱っているが、そこに説得力を持たせる力をつけるべきだと感じた。
  • ■会社員時代に培った知識・経験が人的資本のベースだったことを認識できて良かったです。
  • ■人事の役割分担と経営者との意識合わせ、会社の目指す方向の確認の重要性が理解出来た気がしますが…。それが難しいということも分かりました。

次回セミナー開催予定

静岡HRschool「人的資本経営セミナー」は、毎月開催しています。単発でのご参加も大丈夫です。お気軽にご参加下さい。

・次回テーマ:「人的資本経営とは何か?人事領域の数値化」
・日時:2025年 8月 20日 (水曜日)⋅午後6:30~8:00
・会場:藤枝駅前コワーキングスペース 未来共創ラボ フジキチ
・定員:20名
・参加費:無料
・お申し込みはこちらから:https://peatix.com/event/4499556